一休さんになりたい

誰にでもその瞬間、瞬間になすべきことがあります。それは仕事かもしれないし、勉強かもしれない。しかしいずれにせよ、「何かのためにする」「これをすれば何が得られる」などと、とらわれることなく、目の前のことに集中して自分を投げ込む。そこに飾らない自分の姿があり、その心こそが「悟り」でもあるのです。

 

上機嫌でいるというのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めるということなのかもな

 

種をまいても収穫までは時間がかかる

転換点は後からしかわからない

 

世の中の人はみんな、そうやって誰かの努力する姿にエネルギーをもらって自分を動かしているくせに、こと自分が努力をするということになると、運にしても成果にしても、〈今の自分〉という、ものすごく狭い世界の、短い期間でしか判断しないので、〈運が悪い〉〈努力は報われない〉と簡単に結論づけてしまいます。でも、実際に今の自分がやった努力の成果が自分に対して表れるのは、普通の人が考えているよりもっとずっとあとになってからです。それこそ十年とか、場合によっては百年とか……

 

その成果は自分に表れるとは限らない。むしろ、自分の周りの大切な人とか、次の世代とか……そういうところに表れてくることだってある。それなのに努力をしたり頑張ったら、今すぐ自分にいいことが起こらなければ〈運が悪い〉〈努力は報われない〉……って大騒ぎです。〈今すぐ、自分だけ〉って考えすぎなんですよ。自分の人生が延々と続く命の物語のほんの一部であるってこ